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樋渡系の乗っ取り進む熊本県、山下慶一郎候補の下で荒尾市もまた「武雄化」か? — リバタリアニズムの事例研究#6.2

2017.02.02

過去エントリ:樋渡系政治家リスト、首長篇 — リバタリアニズムの事例研究#6.0でもリストに入れてあるとおり、熊本県荒尾市には山下慶一郎氏という「樋渡系」の市長がいる。
正確には「いた」というべきで、2015年1月18日就任の山下慶一郎市長は2016年12月19日付けで辞職している。
起訴猶予処分にとどまったとはいえ、公職選挙法違反の疑いで書類送検されるような市長を市民/有権者や市議/市議会が信頼しようはずもなく、またそうでなくとも、市民病院移転計画を巡っての市長の不透明な言動から「この市長... なんか色々怪しいな、裏があるんじゃないかな?」と不審の念が高まったのも当然だろう。  ※1


百条委員会の追求に堪えかねてか2016年12月19日に辞職した山下慶一郎氏は、もう今週日曜、2017年2月5日に投票日の迫る出直し市長選で "市民に信を問う"とばかりに再選を目指す。
荒尾市民でもなく熊本県民でもない私は、いつものように「樋渡系としての山下慶一郎氏」にスポットライトをあて、荒尾市の市民/有権者に向けての注意喚起としておこう。


山下氏を当選させた2015年の市長選で、有権者44628人の内、49.21%しか選挙権を行使しなかった荒尾市の有権者の皆様方であれば、今に至るもまったくご存じなく「それがどうした?」と言われそうなことだが、現況のような山下慶一郎氏のあり方というのは樋渡系の警戒監視クラスタには疾うにおなじみのものであった。
地方自治法や公職選挙法などお構いなし、たかが市長という公僕の座を全権の白紙委任を得た独裁者か何かのように勘違いし、独断で秘密裡に有用性不明の施策を進め、疑問や批判や反対が起こるや「いやなら選挙で落とせばいい」と開き直る時代遅れの社会オンチ政治オンチである。
同じ穴の狢、類は友を呼ぶそのもののこの2人の友好関係は、遅くとも前回の荒尾市長選前、2014年末には明らかになっていたものである。

荒尾市長選挙に向け市民の皆さんから激励会!|花咲か爺さん「夢」語る
14/11/15 山下慶一郎氏のブログ(ウェブ魚拓)
「市長が変わり大きく変貌を遂げた佐賀県武雄市の樋渡市長から激励の書をいただきました。嬉しくて嬉しくて。樋渡市長、ありがとうございました。共に地方から日本をよりよく変えていけるよう、私は今は日々の活動をがんばります!」

樋渡武雄市長を是非、佐賀県知事に!|花咲か爺さん「夢」語る
14/11/17 同上ブログ(ウェブ魚拓)
「今日、佐賀県武雄市の樋渡市長が佐賀県知事選挙に出馬を検討との報道に接し、とても嬉しかった。全国を代表する若き市長が県というさらに大きな舞台で活躍されることになれば、これは日本全体にとっても良いことだ。」
「樋渡市長には是非とも佐賀県知事になられて佐賀県からさらに日本をより良く変えて欲しい。私もその片棒が担げるようがんばらねば。」

人口4万9千弱の、佐賀県の山中の小都市:武雄市で我が世の春を謳歌していた政治オンチ社会オンチ人間オンチの井の中の蛙であった樋渡啓祐氏は、佐賀県知事選に立候補するや多方面からの砲火を受け撃退されて、いまやタダの「素浪人」。
専門家から見れば(そしてまともな頭の素人から見ても)苦笑しか出ないビジネスごっこに手を出しつつも次から次へと敗走を続けているのはいまや周知の事実である。
何も知らず、そして何も知らずとも生きていける「そこらへんのコドモ」「そこらへんのオヤジ」ならともかく、行政職/副市長から出てきていながら樋渡啓祐氏のトンデモっぷりを見抜けないというのなら、山下慶一郎氏もまた随分な政治オンチ社会オンチと言わざるを得ないだろう — もしくは樋渡氏と同様に権力・権勢・利権・縁故のマニアであるか。


「市民病院」といえば、樋渡啓祐氏の「天下り」の件も記憶に新しく、彼を同志とも盟友とも恃む山下慶一郎氏が再び市長になることでもあれば、似たような縁故・利権絡みの不正や疑惑や紛糾により当の荒尾市民が害を被ることになっても、「理の当然」とばかりに嗤いを買い、同情を受けることこそ少なかろう。  ※2


市の財産の不透明な売り渡し、市外・県外の事業者との秘密裡の随意契約。
公教育への「花まる学習会」のような理解不能な「教育」の導入、所謂「ツタヤ図書館」、「ふるさとスマホ」なる不要かつ有害な高齢者騙し、「セキュリティフォント」なる行政・企業相手の笑い物の情報弱者騙しの詐欺...
これらを熊本県荒尾市民はこれから5年10年も相手にしていくつもりだろうか、そして相手にできるだけの知見や情報網を持っているだろうか?
対抗候補がどうあれ、山下慶一郎候補にはもう既に十分な「クロ」の証拠があがっている。
政治に興味がなければないで、なければない分、なおさら「悪辣なマヌケの失敗からの泣き顔を見るのは嬉しい」の一念からでも、山下候補を落選に導く投票を為すのは楽しくも有意義な行為となるはずである。



※1
「当選者に花、熊本・荒尾市長を書類送検 公選法違反容疑」
—『朝日新聞デジタル』 2016/02/03
http://www.asahi.com/articles/ASJ233VCWJ23TLVB006.html
また、そのウェブ魚拓
http://archive.fo/p4h5t
「熊本県警は3日、同県荒尾市の山下慶一郎市長(56)が市議選の当選者全員に鉢植えを贈ったり、自身の市長選直前に神社に日本酒を贈ったりしたとして、山下市長を公職選挙法(寄付の禁止)違反の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。」

※2
衝撃事実発覚 あの樋渡前武雄市長がツタヤ関連企業に天下り! (1/2)
— 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版 2015/08/12
https://dot.asahi.com/wa/2015081200005.html
そのウェブ魚拓
http://archive.is/0KqjL
「佐賀の改革派として知られる樋渡(ひわたし)啓祐・前武雄市長(45)の“天下り”が発覚し、市民から非難ゴウゴウだ。」
「2006年に総務官僚から武雄市長に転身した樋渡氏は10年に市民病院を民間社団法人『巨樹の会』へ移譲。」
「今年1月には、自民党の推薦を受けて佐賀県知事選に出馬するも落選。」
「すると、6月に『巨樹の会』の理事に就き、7月にはCCCが設立したスマートフォンを利用してふるさと活性を目指す『ふるさとスマホ株式会社』の代表取締役社長に就任。さらに同月、武雄市地方創生アドバイザーも委嘱されていた。」
「『市長時の民間委託先の役職に就くのは、天下りではないか。裏切られた気持ちです』(武雄市民の男性)」









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第一にリバタリアン。
次に、順不同でリベラリスト、コミュニタリアン。
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