ゆっくりと、楽しみながら、妥当な「自由で幸福な社会」へのヴィジョンを探るブログ
2016.12.10
少々唐突ながら、時事エッセイ的なエントリをひとつ。
テレビという残念なメディアでも先日それなりに報じられた "DeNA社、いんちきサイトの多くを閉鎖" というトピックをあなたも少しは見知っていることだろう。
遅れに遅れて、しかも他人事のように、であれ、それを知ったあなたのような人でも、本当ならいつでも如何様にでも、先んじてああした「犯罪幇助社会」のあり方に疑義を抱き対抗することができるはずなのに、というのが今回の話だ。
あの話はあなたと無関係な話ではない — あなたがどういう人であれ、必ずあなたはあれに直接間接に関係しているのだ。


あなたが10代〜40代である場合、ほとんどのあなたは直接あれに関係している。
極端に「直接」な例となれば、まさにあなたこそが『WELQ』『MERY』『CAFY』『Find Travel』『UpIn』『iemo』『cuta』『GOIN』『PUUL』『LAUGHY』『RETRIP』『NAVERまとめ』等々、等々のどうしようもないいんちき無益サイトを喜んで読み、そのことで支援し存続させている張本人の10万人120万人400万人である、というケース。
そういう場合、その「あなた」は、「あいつらの犯罪なんて知らなかったんだ。知ってりゃその犯罪の片棒を担ぐべく、それを読んだりしなかったのに!」と顔を真っ赤にしながらも抗弁するだろう — 内心ではその恥ずかしさを知っているがために。
たとえば私はその一例だが、ああしたデタラメでインチキで手抜きで、能無しが能無しに向けて能無しを使って(もしくは能無しであるがために自分のサイトごときもやれないタダ働きの自己顕示欲の持ち主によって)著作権侵害という純然たる犯罪行為こみこみでテキトーに作られているサイトを、1年に1ページたりとも10年に1ページたりとも1生涯に1ページたりとも読まない人もいる。
そういう人たちは、検索の仕方・グーグル検索の有用な使い方を知っているがゆえに、いんちきサイトをわざわざ実際に読みにいくまでもなくそれがいんちきサイトであることを見抜けるし、そもそもその前段階で、どういうクエリの複合を使えばいんちきサイトが0割から1割しか出てこない検索結果ページを生むことができるかを知っており、実際そういう検索行為しかしない。
それをやるのに何も難しいことはない — 本来ならウェブを使う4500万なり6800万なりのすべての日本語ユーザにできることである。


あなたが50〜70代、なんなら80代や90代である場合、直接あれに関係している率や割合は少なくなるかもしれない。
だが間接にはやはり関係している。
たとえば51才の父母であるあなたは、たとえば19才であるあなたの息子や娘にウェブの使い方・グーグル検索の有用な使い方を教えたことがない — 当然あなたの子らは知ってか知らずかいんちきサイトを喜んで読んでることだろう。
たとえば64才のちょっとした会社の社長であるあなたは、自社の「サイト」「ホームページ」を自力で作っていないし作れもしないし作れるようになろうとも思っていない — 当然あなたは、その重責を時間あたり+50円ほどの上乗せで若手社員に任すか、できるだけ安値で引き受ける外部業者に任すかするのだろう — 自社のサイトが無用で誰にも顧みられないものとなるのを甘受するか、さらには悪徳業者のスパム撒き散らしやブラックハットSEOに利用されてしまうか、そんなことも頓着しないままに。


時には、ことはもっと深刻なものであるかもしれない。
小さな地方都市で、従業員4名ほどで、個人や零細中小企業からの依頼で「ホームページ」を作って1件3万円5万円、みたいな細々とした仕事をしていた零細企業が、市区町村議程度の知己を得たことから「ここらで一丁!」とばかりに "政策・政見比較サイト" みたいなものを立ち上げ、たまたま、その程度のものを喜んで読む物知らずの学習嫌いの知ったかぶりの30、40、50、60、70代の「意識の高い」精神的老人たちにウケて、公的な価値を持つたいした政治サイトとして愛顧を受けている、なんてことがあるかもしれない。
この場合、3万5万の報酬と仕事を与えた個人・会社に責任があるというよりは、そんな誰でも作れて、しかも読む価値のないサイトを必死こいてもて囃し閲覧した、時代遅れ時流知らずの心の老人たちにこそ責任があろう。
— ちなみにこれは実在例があり、千葉県我孫子市、我孫子市議(当時):水野ゆうき氏、 iWac.jp株式会社、サイト『政くらべ』の話なのだが。


株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)、株式会社リクルートホールディングス、株式会社サイバーエージェント...
30、40、50、60、70、80代のあなたが、興味があってもなくても詳しく知っていてもいなくても、「たいしたもんだ」「スゴい企業だ」「肖りたいもんだ」「ウチの子・孫があんなところに就職してくれれば」などなどと夢見がちに褒めそやし奉りもて囃し、なんなら取引先としてへーこらしていた大企業は、著作権侵害という人類全体に対する犯罪を為すことによりガッポガッポウハウハの利益を得ていた。
もちろんあなたは、「勝てば官軍」「長い物には巻かれよ」「寄らば大樹の陰」を旨とするニッポン人の常として、「ええがなええがな、そんくらいのちっぽけな罪、追求するまでもない、お偉いさんがたも反省してはるやろうし」といつもの日和見を続けていくのだろう。
21世紀の日本国が犯罪大国になるのも無理はない — 祖父母が父母が犯罪者と犯罪を許容し、あまつさえそれを賞讃すらしているのだから。
あなたの子・孫は必ずや犯罪者になろう — これからの日本、犯罪こそが栄光と成功への道だというのだから。


(尚、第2弾として、実際にあなたの子・孫が既に現在手を出しているかもしれない同様の犯罪の形を、具体的に書いてみることを予定している)









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