ゆっくりと、楽しみながら、妥当な「自由で幸福な社会」へのヴィジョンを探るブログ
2013.10.09
前回に間接的に引き続きになるが、「号外」的にある局面に特化した内容を取り急ぎ書いておきたい。


3次4次「加害者」が拡大するのを後押しするのは極力避けたいため詳細は省くが、とある未成年者が「犯罪者」の手になる、ウェブを介したリヴェンジ・ポルノ被害を受け、警察もなぜか即時には動き出していない(10/9現在)という事案が起きている。事の大小は問わず、こうした事案で最初に、そして最大に「頼りになる」のはその親である。


殊に「性的」な事柄が絡む時、子は親を頼りにしたがらない、親にだけは知られたくないと考えがちなものだが、法が絡む、法の領域内で争うという時、未成年者(こうした例では、おかしなことに18才/20才両方の区切りがあるが)は「自力で100%」争うことができないため、なんだかんだ言っても最終的には「親頼り」「親がかり」で動くことになる。


ウェブ上に公開された「何か」を完全に「削除」させるには
1)まさにそれをアップロードした当の本人をリアル現実上で(本名、住所等)特定し、内容証明郵便・少額訴訟・通常訴訟・警察への被害届などの最適解を適宜考慮し実行する。そのためには初動の最低限として「プロバイダ責任制限法」「発信者情報開示請求」上の知識からスタートしなければならない
2)「なんとかまとめ」だとか、個人のブログだとか、グーグル等の「検索結果」に現れるその「何か」は、2次的3次的な拡散データである。「もともとの」それが削除されたからといって拡散した2次的3次的データまでもが自動的に自分から消滅してくれるわけではない。「もともとの」何かが違法なアップロードであることを材料に、1)よりは簡単かつ説得力をもって削除要請をひとつひとつに対して続ける
3)「もともとの完全な犯罪者」とちがって、2次的3次的な拡散者(サイト運営者)は必ずしも「敵」ではない。(おかしな皮肉な光景になるが)それらの運営者と「協力し合って」削除を進めると、できるだけ早くできるだけ完全な望ましい削除状況が実現する。具体的には「グーグル・ウェブマスター・ツール」等を、相手の運営者側に使わせながら「検索結果から完全に消えた」という状況を目指して協力し合うのだ  ※1


「ウェブにはウェブの専門家」 — そんなことを普段嘯いている大人/親は、上記の3つの原則=ウェブのしくみから不可避的に来る原則を知らないことがほとんどだ。「ウェブに詳しい弁護士」等にすべてをごっそり丸投げして総額120万で一件落着!というだけの経済的余裕があるのならそれでもいいが、本当ならこれくらいの原則は、たとえ実務プロシーデュアまでは知らずとも、親・子ともに知っていて、試し程度に仮想のゲーム的な世間話として話し合っていてもいいはずのことなのだ。


少し離れる話になるが、日本の教育制度内に「IT教育」「ICT教育」なんてコーナーがあらねばならないとすれば、まず何よりも、上記のようなことくらいは「常識」となるようなウェブ利用リテラシー教育こそが為されるべきだろう。「ほら、中1の英語教育がこのタブレットと電子教科書を使えば、ほれこの通りぃ〜」なんてことは二の次三の次十の次に、余力がありあまって仕方がないという時にだけやればいい話なのである。


※1
グーグル等の「検索結果」に現れるデータ群は、クロール > インデックス > 検索結果に表示という(論理的/理論的)順序によって表示されているため、「その当のページがURLごと消えたためもう安心」というのは最悪の悪手になる。本当に正しい手順は「そのURL/ページは存在したまま  そこにある不都合な『何か』を消して別の無関係な何かで穴埋めし  その無害になったURL/ページが再クロールされ再インデックスされ無害な形で上書き保存され  その無害な文面・内容が検索結果に現れるようにする」という手順である。
また、直接に関連するというわけではないが、貴重な「戦記」として以下のブログがある。子を持つ人や持つ予定のある人は今の内に読んでおくといいだろう。
「李炯麒が芸能人を脅迫した」という誤情報がインターネット上に拡散された事件について









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